屋根の葺き替え(張り替え)工事は、面積や形状によって多種多用
屋根は、自然の雨風をしっかり守ってくれる分、劣化しやすい場所でもあります。葺き替え工事や、屋根瓦の交換と言われている工事を失敗しないためにも、葺き替え工事の事をご紹介します。
屋根の葺き替え(張り替え)工事とカバー(ルーフカバー)工法
屋根の葺替え工事には大きく分けて2通りあります。
既存の屋根の上から重ね張る「カバー工法」と下地からやり直す「葺替え工事」です。
屋根のカバー工法(重ね張り工法)
カバー工法とは、既存の屋根を撤去することなく新しく屋根材を上から張る工法で、見た目の屋根材が傷んでいても、その下の下地はまだまだ大丈夫のような状態の時に有効です。施工にかかる期間も葺替えよりは短く、廃材も少なくて済むので、吹き替え工事より費用を抑えることができます。
また、断熱性や遮音性もupします。
注意点は、屋根が2重になることから全体の重量が施工前よりも増しますので、どのくらいの重量に耐えられるか既存の構造も事前にチェックする必要が有ります。カバーに使う材質はなるべく軽い材質を選ぶのが良いでしょう。
屋根の葺き替え工事(張り替え工事)
葺替えとは、現在の屋根の下地材や屋根材を全面的に取り替える工法です。
既存の屋根を撤去し下地防水層から加工し直して新しいものに変えるので、どのような屋根材でも対応が可能で、建物の耐久性も大幅にupします。
いろいろな材料が使えるため、いま何が気になって何を改善したいのかによって一番適した材料を選ぶことが最大のポイントになります。
スレート系、ガルバニウム系、瓦系、などなど性能も外観も異なりますのでプロの方にご要望を伝え一緒に考えるのがよいでしょう。
屋根の葺き替え工事の適切な時期とは
葺き替え工事の適切な時期というのは、建っている建物の環境によって大きく左右されます。日の当たり具合はどうか?湿気の具合はどうか?強風が通る導線か? などなど環境によって劣化具合、汚れ具合が変わってきます。
一般的にいうと、現在の屋根の材質に何を使っているか?によっても変わってきます。
屋根の材質別の耐用年数
- コロニアルなどのスレート系屋根は10年~15年前後
- 鉄板やガルバニウムなどの金属系は15年~20年前後
- 和瓦やモニュエル瓦などの瓦系は25年前後
ただ、本当の適切な時期は、どこが気になってきたかだと思われます。
実際に葺き替え工事が必要なタイミング
- 町並みや周りとの調和も考え、美観がだいぶ落ちてきた。
- 割れ筋などが目で見てわかるようになり心配になった。
- どこからか分からないが雨漏り被害が出てきた。
まずはプロの目で見て診断してもらうことをお勧めします。
葺き替え工事の相場・費用・値段について
屋根の葺き替え工事をお考えの方は「今の屋根を葺き替えるといくらくらいの相場なのか」「屋根の葺き替え工事の値段が知りたい」「葺き替えると工事費用がどれくらいなのか」という相場の疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。屋根の葺き替え工事の一般的な相場をご紹介しますが、実際の葺き替え工事の費用はお客様の屋根の大きさや屋根材の種類などによって大きく変わってしまいます。
屋根修理ラボでは、現地調査にお伺いし「屋根の大きさ」「屋根の勾配」「屋根材の種類」「新しい屋根材のご要望」「建物の周囲に足場を建てられるか」などをしっかりとご確認させていただいた上でお見積りをご提案させていただいています。現地調査・お見積りは無料ですので、葺き替え工事の相場が知りたい、ご自宅の場合の費用が知りたいという方はお気軽にお問い合わせください。
屋根葺き替え工事の費用相場です。70㎡の屋根と考えて相場をご紹介します。
(当社金額ではありません、屋根の葺き替え工事の相場としてご参考ください)
既存屋根撤去・処分 | 245,000円 |
下地交換など | 245,000円 |
ガルバニウム施工 | 455,000円 |
その他工事 | 155,000円 |
諸経費 | 100,000円 |
合計概算 | 1,200,000円 |
カバー工法の場合は -300,000円くらいが一般的な相場です。
屋根の葺き替え工事の施工事例
屋根修理ラボの屋根の葺き替え工事の施工事例をご紹介します。瓦屋根の重量が気になっている方、金属屋根・ガルバリウムの屋根に交換したいと考えているという方はお気軽にご相談ください。
現地調査・お見積りはもちろん無料です。
屋根の耐震リフォーム
屋根修理ラボでは、葺き替え工事で今までの重い瓦屋根から軽量瓦に葺き替える耐震リフォーム工事を承っています。瓦屋根だけではなく、劣化してしまったスレート屋根を新しい屋根に交換・葺き替えることで耐震性が向上します。地震や台風に備えて屋根をリフォームしたいという方はお気軽にご相談ください。